2019.07.12 | 京都前撮り
【白無垢】裏紅 波松梅鶴
本日は白無垢をご自身でコーディネイトされたお客様のご紹介です。
ご職業柄顔出しNGのため、お顔はイラストにさせていただきました( ^^)v
白無垢は昔はその名の通り真っ白な婚礼衣装でしたが、最近では「裏紅」と言われる裏地に赤を使用した衣装も人気です。
真っ白じゃないといけないんじゃないかと思われるかもしれませんが、和装の婚礼衣装にかつらじゃなく洋髪にされるのと同じように今では裏紅はもちろん色掛下をコーディネイトするのも珍しく無いくらいなのでどこの神社さんでも全く問題ありません。
お客様がお選びになった白無垢は【裏紅 波松梅鶴】。
良質な絹を使用しているため生地に光沢があり、さらにこの白無垢は織りが特徴的で、細い線で表現された鶴や梅が他にはあまりない繊細な雰囲気を醸し出しています。
刺繍のように大きく柄が盛り上がっている訳ではないのですが、しっかりと文様が浮かび上がっていて本当にきれいな白無垢。
裏紅は裏に赤い生地を使用しているため裾の部分や袖の内側などに赤色が見られ、真っ白の衣装に比べると可愛らしさがアップするのが特徴です。
婚礼衣装の場合は「小物セット」というものを着付けに使用するのが決まりで、白無垢の場合は通常「白」を使用しますが裏紅の方はほとんどが「赤」をお選びになります。
胸元にある「懐剣」「筥迫(はこせこ)」「末広」がそのセットの一部。
こちらのお客様が個性的だったのは、伊達衿までも赤にされたところ♪
掛下と言われる中に着る着物の衿に赤を挿し込むことで、後ろから見た時の衿元のポイントに♪
ヘアスタイルは洋髪にされましたが、場所が神社という事で綿帽子もご利用になりました。
綿帽子も真っ白から刺繍で柄が入っているもの、赤のラインなどなど色んな種類がありますが、全体のバランスを考えて内側が赤のものをチョイス。
お顔にイラストを被せているため若干分かりづらいですが・笑、お顔周りに赤が来るので可愛らしい印象ですよね。
神社での撮影後は華結びで色打掛もご着用になりましたので、そのお写真はまた近いうちにご紹介致します。
白無垢に赤を入れたコーディネイト、ぜひ参考になさってくださいね。
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