2021.10.06 | 京都前撮り
【色打掛】友禅 蝶の舞
京都前撮りでご利用いただいた色打掛「友禅 蝶の舞」をご紹介致します。
色打掛のほとんどは織物と呼ばれる物が多く、一般的に皆様が想像される和装の婚礼衣装で重みがあってがっしりとしたイメージのものです。
本日ご紹介する色打掛は、【縮緬地】の【友禅染め】。
和装に詳しい方でないと「?」となってしまいますので、実際にご利用いただいたお客様の画像をお見せして解説致します!
まずは【縮緬】ですが、これは着物の生地そのものの事で、特徴としては表面の手触りが少しざらっとした感じで柔らかいものです。
よく和雑貨である小さなお着物やがま口財布、ポーチ等に使われているので意外とおなじみの生地。
織物の打掛に比べて柔らかく軽いのが特徴ですが、柄の付き方にも織物との違いが。
織物はその名の通り織る事で柄を出していきますが、縮緬は生地に染めたり刺繍をしたりして柄が入ります。
その染め方が【友禅染め】で、赤いバラや黒の蝶の発色がとても綺麗ではっきり出ています。
友禅染めの魅力は何と言っても発色の良さ!
ちなみにこの色打掛は友禅染めだけでなく、金彩・銀彩の加工も施されています。
金彩・銀彩は柄のポイントに使う事で着物なのに現代的でオシャレ感がでるので、縮緬+友禅染めとの相性が抜群。
また、この着物で言うとメインのバラがいくつか刺繍になっていて立体感があり豪華です。(どちらも上のアップ画像でご覧いただけます)
後ろにもたくさん柄が入っているので、どの方向から見ても素敵(^^*
柄の出方が染めだけでなく、こうやって金彩加工や刺繍など色々混ざり合ってるので婚礼衣装に相応しい華やかさと豪華さを兼ね備えた色打掛になっています。
こちらのお客様は胸元に挿す小物をスッキリとした白にされましたが、赤や金にされるとまた印象がガラッと変わりますので、ぜひご検討くださいね。
素敵なお写真をご提供くださりありがとうございました。
末永くお幸せに。
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