華結びブログ

2025.04.14 | 婚礼衣装について

時代別・日本の花嫁ヘアスタイル

時代別・日本の花嫁ヘアスタイル

花嫁様の髪型って時代によって様々です。

 

前回のブログで打掛の歴史をご紹介させていだたきましたが、
それに合わせて和装の花嫁様の髪型を時代別にみていきましょう!

 

 

 

室町時代の花嫁髪型

 

新婦は十二単の着用が一般的だったので「おすべらかし」という髪型が代表的でした。

 

・「おすべらかし」とは、長い黒髪を後ろにまっすぐ垂らし、前髪をそって額を広くみせるスタイルです。
・髪を高い位置で結び、結び目から髪を垂らすような形になっており非常に格式高い髪型で、婚礼における最も典型的な髪型。

室町時代 新婦 髪型 ヘアスタイル おすべらかし

 

安土桃山時代の花嫁髪型

 

室町時代の流れを汲みつつも、より華やかで実用的な武家女性のスタイルに移り変わってきました。

主に「割れしのぶ」という髪型

 

・現代の日本髪(文金高島田)の原型となるスタイル。
・頭頂部で髪を高く結い上げ、中央にくぼみ(われめ)を作る形が特徴的。
・儀式や婚礼時には、簪や櫛、金飾りなど華やかな装飾を施します。

安土桃山時代 新婦髪型 花嫁髪型 

 

江戸時代の花嫁髪型

 

「文金高島田」が代表的な髪型

このスタイルは現代の日本の花嫁衣裳にも受け継がれている、非常に有名な日本髪のひとつです。

 

・髪を高い位置で丸く大きく結い上げる、上品で格式のある日本髪。
・「島田髷(しまがまげ)」の一種で特に武家や町人の間で婚礼時に好まれた。
・「文金」とは豪華な金色の装飾(文金具)を意味し、髷に金の櫛や簪を添えることが名前の由来。
・髪の中央部分に丸いふくらみがあり、優雅で品のあるシルエットが特徴。

【装飾・スタイル】

・簪・櫛・花簪などで豪華に飾られる。
・白無垢や色打掛ねどの婚礼衣装とセットで用いられる。
・髪飾りには、季節の花や吉祥モチーフ(鶴・亀・松竹梅)など。

江戸時代 新婦髪型 花嫁髪型 

 

明治時代の花嫁髪型

 

江戸時代の伝統的な「文金高田」を引き継ぎながらも洋装文化や近代化の影響を少しづつ受け始めたのが特徴。

 

・引き続き最も格式高い日本髪とされ、婚礼における定番。
・明治時代には【角隠し】を被るスタイルが一般的に。
・明治後期になると、一部の上流階級の間では、洋装ウエディングドレスも登場。
・ウエディングドレスに合わせて、髪を洋風にまとめるシニヨン風などもみられるようになった。

伝統を守りながら近代の影響がじわじわ見え始める時代。

明治時代 新婦髪型 花嫁髪型 

 

現代の花嫁髪型

 
伝統を取り入れつつもアレンジの幅が広がっていて、クラシックからモダンまで多彩。

 
・江戸時代から続く伝統的な日本髪(文金高島田)で綿帽子や角隠しを合わせるのが一般的。
・洋髪アレンジ(地毛やウィックで洋髪にまとめたアップスタイル)
・お団子や低めシニヨン、波ウェーブなど
・新日本髪(文金高島田をベースにしつつ現代風にカジュアルにアレンジ)

【装飾・スタイル】
・簪
・生花、造花
・金箔、水引き、組紐(モダン和装との相性◎)

【新日本髪】
新婦髪型 花嫁髪型 

【洋髪】
新婦髪型 花嫁髪型 

 
※所説ありです。

 

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