2025.04.15 | 婚礼衣装について
綿帽子や角隠し
和装挙式では、白無垢を着る花嫁様は【綿帽子】を被ります。
もしくは色打掛や引振袖をお召しになる際は【角隠し】を被る方もいらっしゃいます。
何度もご紹介させていただいていますが、
今一度、【綿帽子】と【角隠し】についてみていきましょう♪
白無垢姿の花嫁が被る白い布の帽子状のもので、頭をすっぽり覆い、顔の横まで隠れるようなデザインになっています。
●魔除け、邪気払い
・神聖な儀式である結婚式において、花嫁を邪気から守るためのもの。
●夫以外に顔を見せない
・昔の日本の価値観では「夫だけに顔を見せる」という意味も込められて、初々しさや奥ゆかしさを象徴するアイテムでした。
場面
●基本的には神前式で用いられます。
●洋髪ではなく日本髪などの髪型に合わせて着用するのが正式。
(現代では洋髪に被ることが多いですよ!)
「綿帽子とベールの違い」
項目 | 綿帽子 | ベール |
---|---|---|
場面 | 和装の神前式など | 洋装の教会式など |
意味 | 魔除け・夫以外に顔を見せない・純潔 | 純潔・神聖さ・守護の象徴 |
被り方 | 頭全体を覆う帽子状 | 髪の上に被せる薄い布 |
素材 | 厚めの白い布 | チュールなどの薄いレース |
顔の隠れ具合 | 横や後ろも結構隠れる | 顔の前にたらすスタイルもあり |
役割や象徴としては似ていますが、形・素材・文化背景が違います。
どちらも花嫁だけが身に着ける特別なものなのは共通します。
「綿帽子」
白色だけではなく、内側が赤になっているものや赤のラインが入ったものもあります。
「ソフト綿帽子」
通常の綿帽子より軽くて柔らかい素材(オーガンジーやチュール)でできているふんわり被れるタイプ。
「ベール風綿帽子」
顔の前に少しだけ垂れるようなデザインでレースや刺繍入りのものもあり、洋風と和風のミックス感がおしゃれです。
「ヘッドドレス風アレンジ」
綿帽子の変わりに白い花やつまみ細工の髪飾りを大きくあしらったもの。
江戸時代ごろから広まったとされていて、花嫁が頭にかぶる白の布や帽子のことを指します。
意味
・「角を隠す」=「怒りや嫉妬などの感情(角)を隠して、従順な妻になる」という意味合いがあります。
・結婚を機に「嫁ぎ先に対して順々な気持ちで臨む」という花嫁の覚悟を表したもの。
綿帽子と角隠しの違い
項目 | 綿帽子 | 角隠し |
---|---|---|
場面 | 式の間だけ | 式~披露宴までOK |
意味 | 花婿以外に顔は見せない | 感情を抑え従順に嫁ぐ |
白の角隠し
ピンクの角隠し
この他にも刺繍が施されたものや、様々な色の角隠しがありますよ!
昔は、綿帽子も角隠しも文金高島田に合わせるのが主流でしたが、
近年では洋髪に合わせて使う事の方が多い気がします。
文金高島田が難しいようならかつらの使用をお勧めします♪
※歴史については所説ありです。
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