2022.08.31 | 打掛マメ知識
【豆知識】織物
本日は「明綴れ(みんつづれ)」という織物の技法をご紹介いたします。
京都西陣織の「伝統工芸品」として指定を受けた一つの技法でもある綴れ織り。
皆さんがイメージしやすい【綴れ織り】は
エジプトのコプト織りや、ペルシャ絨毯やキリム、フランスのゴブラン織りなどがあります。
【綴れ】というのは伝統的な織物の技法なのですが、
本綴れ、綴れ錦、爪掻綴れ、明綴れなどなど色々な名称があります。
一般的に【本綴れ】というのは糸を爪で掻いて織っていく爪綴れを指していて、
経糸が太いため出来上がりの生地がしっかりとし、帯によく用いられます。
一方ご紹介する【明綴れ】は1寸(3.78cm)辺りの経糸の数が本綴れの4倍程度あります。
つまり、経糸がとても細いく爪では織れないので櫛を使って織ります。
糸が細いので出来上がりはとても柔らかく細かい模様を表現する事が可能なのです。
厚みがあり豪華な本綴れに比べると上品な仕上がりになります。
華結びでは【明綴れ】の色打掛も取り扱っております。
明綴れと相良刺繍を合わせることで豪華で上品なデザインになっています。
【色打掛】明綴相良刺繍 時代絵巻に桜
一目でその素晴らしさを表現し、圧倒的な美しさと上品さを兼ね備えた打掛ですね。
明綴れだからこそここまで細やかな柄が出せるのです。
ちなみに!明綴れは中国で生まれた技術で奈良時代に京都に伝わった技法だそうです。
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