2019.08.27 | 打掛マメ知識
花嫁さんの小物セットとは?
和装の婚礼衣装の着付けには、白無垢や色打掛など一番上に羽織るメインと言える衣装の他に「小物セット」と呼ばれる物が必須なのですが、普段見かけないものですので詳しくご紹介致します♪
こちらが一般的な小物セット↓
帯締めと抱え帯は表からは見えなくなりますが、他の小物は婚礼衣装の雰囲気が変わるので色選びはポイントです。
外から見えないもの
※帯締め:浴衣を除く和装を着用する時のマストアイテム。花嫁さんの帯締めは、中に綿を詰めた「丸ぐけ」と呼ばれるタイプのもの。
※抱え帯:帯の下部分に巻く細帯。本来は長い裾を抱え上げるためのものでした。
外から見えるもの
※はこせこ/紙入れ:胸元に挟むもので、元は懐紙などを入れるためのものでしたが、現在では飾りになっています。
※末広:扇子のこと。「末広がりに幸せになるように」という言葉の意味を込めて【すえひろ】と呼び、広げると金と銀が表裏になっています。
※懐剣:「自分の身は自分で守ります」という思いの護身用で帯に挿す短剣。今ではもちろん中身は入っておらず、飾りとしています。
色物もたくさんありますが、基本的に白無垢には「白」のセット。
全身を白に統一する事で「真っ白な思いで嫁ぎます」という意味合いがあります。
ただ、現代では裏地に赤を用いた裏紅と呼ばれる白無垢が人気で、裏紅のお客様には可愛らしさがアップする「赤」の小物がオススメ☆
色打掛の基本色は「金」。どんな色の着物にも合わせやすく華やかさが増すのでオススメですが、打掛に合わせてお好みの色を選んで個性的なコーディネイトをするもの素敵ですよ(^^*)
引振袖にされると先に “外から見えないもの” と紹介した帯締めや抱え帯もしっかりと見えるので、帯の色柄も合わせてコーディネイトする楽しみが広がりますよ。
ご紹介した白・金・赤などの定番色の他にも色んな色を取り揃えていますので、個性的な着こなしに挑戦したいとお考えの方はぜひスタッフにご相談くださいね。
小物だけのレンタルも受付中です☆
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